北海道の十勝地方の風景写真を撮り続けた写真家の浦島甲一さんの写真展が、札幌市南区で開かれている。ハルニレの木や雪の中を力づよく駆ける馬たちなど、十勝地方の景色の雄大さを語る写真が並ぶ。
甲一さんは2001年に77歳で亡くなった。写真展を企画したのは息子の久さん(68)。帯広市で英語学校を経営しながら、写真愛好家としても活動している。豊頃町の浜辺に打ち上がる「ジュエリーアイス」の名付け親としても知られる。
写真展のタイトルは郷愁を意味する「ノスタルジア」。ポスターにも使用した豊頃町の20年前の写真は、久さんの幼少期の原風景だという。「薪ストーブの煙突から煙が流れ出て、道を除雪車が通り過ぎる様子をいまでも思い出す」
没後20年の今年、「父の写…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル